
倉庫の奥から発掘して参りました(注:本当) Mackie Control初代! アマチュア・ミュージシャンでも頑張れば手の届く価格帯でモータードライブ・フェーダーを実現した、画期的なMIDIコントローラーでした。
現在はUSB接続の「Mackie Control Universal Pro」にモデルチェンジしているほか、他社からも「互換」コントローラーが発売されていますので、その名前は耳にしたことがあるかもしれません。
Reason、RecordにもこのMackie Control用のRemote 機能が標準で搭載されています。すべてのファンクションを紹介すると膨大な量になってしまうため、今回はRecordでの設定と操作の概要までをご紹介します。
セットアップ
初代Mackie ControlはMIDI接続ですので、コンピュータと接続するにはMIDIインターフェースが必要になります。MIDIインターフェースをセットアップして、INとOUTを双方向で接続すれば、Recordの「自動設定ボタン」を押すだけで設定が完了します。

Mackie Controlのバージョンによっては、旧Logic ControlやHUIといった別のコントローラーモードも利用できますが、Recordの場合はオリジナルのMackie Controlモードで使用します。

このように、無事にRecordとの通信が確立されました。設定はこれで完了です。
基本操作
一般的にDAW等ではMackie Controlはメインが「ミキサー用のコントローラー」で、階層を進むとプラグインのコントロールなどができる仕組みになっています。
Recordの場合はアプローチが異なり、Mackie Controlも他のコントローラーと同様に「シーケンサー(F7)で現在選択されているトラックのデバイスをコントロール」するためのコントローラーとして機能します。

つまり、Thorを選べばThorのコントローラーに、オーディオトラックを選べばそのチャンネルのコントローラーに、「マスターセクション」を選べばミキサー(F5)全般のコントローラーに、と切り替わるわけです。
…今、さりげなく重要な部分に触れました。コントローラーの話をする度に取り上げていますが、Recordでミキサーを制御したい場合は、ラック画面(F6)にあるマスターセクションの上で右クリックをして、メニューから「マスターセクションのトラックを作成」を実行してください。これでミキサーのコントロールが可能になります。

さすがにMackie Controlはミキサー用にデザインされているだけあって、Recordの場合もミキサーの制御は非常にスムーズに行えます。他のコントローラーでは少々やっかいなこともある「リモートベースチャンネル」も、おそらくその言葉自体をまったく意識することなく使うことができます。
反面、Mackie ControlはRecordで制御可能なほぼすべてのパラメーターへアクセスできてしまうため、言い換えるとデバイスによっては非常に深い階層を辿る必要が出てくるケースも考えられます。
「多機能過ぎて困る」と言ったところですが、Recordの「リモートオーバーライド」機能を使うとMackie Controlの各端子を任意のパラメーターの操作に固定することが可能です。

必要な機能を常に手元へ呼び寄せておく、と言えば分かりやすいでしょうか。
Mackie Controlは「ミキサー用コントローラー」であると同時に、「100mmストロークのモータードライブ・フェーダーを搭載したMIDIコントローラー」でもあります。そのことに気付くと、Mackie Controlの有用性が一段と高まるのではないかと思います。
他社から発売されているMackie Control互換コントローラーでも、大体同じことができるはずですのでご参考までに。