Why Record?

2009年7月10日 金曜日 | 短縮URL | カテゴリー: Record, インフォメーション

なぜPropellerheadは今頃になってレコーディング・ソフトを作ったのか? そんなご質問にお答えする、CEOのErnst Nathorst-Böösのブログ記事をご紹介します。

Why Record?

世の中に数多くのレコーディング・ソフトが存在しているのに、なぜPropellerheadは今頃になってレコーディング・ソフトを作ったのか? それには、確かな理由があります。

現在のレコーディング・ソフトは、とても似通った製品が多く、まるでお互いがお互いの機能を盗み合っているかのようにさえ見受けられます。 「何のソフトを使っているか?」 ― それは重要なことではありません。大切なのは、自分なりの方法がしっかりと確立できていて、欲しいと思う音をすぐに得られるかどうか、という点です。

そう、いつの間にかレコーディング・ソフトは「複雑なもの」になってしまっていたのです。

Propellerheadが「Record」を発表するに至った経緯をお話しするには、「Reason」のことを振り返る必要があります。Reasonが誕生した1998年当時、すでに世の中には素晴らしいシンセサイザーが幾つもあり、コンピュータで音楽を作るシステムも存在していました。
ところが、そこにひとつの問題が起こっていました。誰もが、脳の左側だけを使い過ぎていたのです。言い換えれば、本来「楽器」であるはずのそれらは、「作業をするための道具」と化していたのです。

Reasonは、そんな背景から開発がスタートしました。余計なものは省き、良い音楽をたくさん作り出してもらうために必要なものを、後からつぎ足すのではなく、ひとつに集約されたソフトウェアとして。

いま、録音の世界は、10年前に楽器の世界で起きたことと同じ問題に直面しているように思えます。
残念ながら、コンピュータへ音楽を録音する時、ミュージシャン達の目の前にあるのは「演奏」ではなく「作業」という行為なのです。
これには訳があります。そもそもレコーディングというのは、エンジニアと呼ばれる人達が築き上げてきた世界です。彼らは、その名のとおり機械を動かす優れた「技術者」であり、彼らの回りで起きてきた問題を解決するための手段が、この10年間に培われてきたレコーディング・ソフトの正体です。

幸いなことにPropellerheadは、これから新しいレコーディング・ソフトを作ることができます。

「Record」は、ミュージシャンの視点に立ったレコーディング・ソフトです。ミュージシャンに必要のない「作業」は徹底的に省き、録音をこれから始める人でもすぐに使えるツール。それでいて、プロと同じレベルの録音を実現できるミキサー、エフェクター、アンプなどの高品位な機材。 演奏、録音、プロデュース、そしてミックスダウン。そのすべてに、最高の音を提供します。


まだまだRecordについてお話したいことは山ほどあるのですが、これから徐々に明らかになっていくことでしょう。まずは、このプロジェクトを実現するために協力をしてくれたすべての人に、そして、ミュージシャンのための新しい録音の時代の幕開けとなるこの時に、たくさんのポジティブなコメントを寄せてくれた世界中の皆さんに、心から感謝とお礼を述べたいと思います。

2009-05-15
Ernst Nathorst-Böös
Propellerhead Software CEO

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