前回は、RecordのオーディオトラックでReasonデバイスのボコーダー BV512 を使うためのセットアップを行いました。
ボコーダーは「人間の声とシンセサイザーの音を合成する」エフェクターです。従って、普通のエフェクターのようにトラックへインサートしただけでは音が鳴りません。声とシンセの両方の音が入力されて、初めて音が出るようになっています。
では、実際にBV512の音を使ってみましょう。

Recordの付属デモソングの一部を抜き出して、ボーカルとベース、リズムだけの簡単なトラックにしました。
また、ボコーダー用に元々ピアノだったトラックをシンセサイザー(Thor)へ差し替えています。
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BV512を掛けていない状態で再生するとこんな具合です。これに対して、Thorの音をボコーダーへ入力しないで再生するとこうなります。
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ボコーダーでは2種類の音が合成されますので、ボーカルの歯切れがよい場合はこのように持続音にしておくと面白い効果が得られます。また、格好いいボコーダーサウンドを作る時は、シンセサイザーの音は必ずコード(和音)にしてください。これは鉄則です。さて、BV512を通してみましょう。こんなサウンドになります。
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どうでしょうか。入力するシンセの音色を変えれば当然ボコーダー処理で出力される結果も変わってきますし、BV512自身にもパラメーターがありますので、柔軟な音作りができるようになっています。
【応用編:原音とボコーダー音をミキサーでミックス】
えーと、見出しにもう答えっぽいことが書いてあるのですが、以下のスクリーンショットは前回の完成形からさらにルーティングを1つ追加しています。何が増えているか分かるでしょうか?

[答え]
BV512のアウトプットをオーディオトラックのINSERT FXリターン(FROM DEVICE)へは返さずに、別のミックスチャンネルを作ってそちらへ接続します。INSERT FXのリターンに入力がない場合は元の音がそのままミキサーへ立ち上がり、INSERT FXの送り(TO DEVICE)はパラアウトとして機能しますので、ミキサーには「本来のボーカル」と「BV512を通ったボコーダー音」のチャンネルが別々に立ち上がることになります。
BV512でもエフェクトのドライ/ウェットの調節は可能ですが、相互の音量のバランスが取りやすい意味では、こうしてミキサーのフェーダーを利用する手もあります。
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段々楽しくなってきましたが今回はここまで。皆さんも素敵なボコーダー・ライフを!