Recordでアウトボードを使う(後編)

2009年12月17日 木曜日 | 短縮URL | カテゴリー: Record

外部アウトボードを通した音を、ミックスで使うために「かけ録り」にします。

前回のあらすじ:


ざっくりとですみません。これで分からない場合は前回を読み直しておいてください。

外部のアウトボードを通した音は、Recordを再生すればリアルタイムで掛かりますから、そのままミックス作業を進めることは可能です。ただ、最終ミックスをオーディオファイルに書き出す場合は「オフライン・バウンス」という方式となっていて、リアルタイムでは行われません。
これを解決するために、外部アウトボードを使ったトラックはエフェクトを「かけ録り」状態にする必要があります。以前にも手順の概要をご紹介していますが、今回は具体的にオーディオトラックをバウンス(再録音)する方法を追っていきます。




オーディオトラックには、メーターの下に「Rec Source」というボタンがあります。これをONにすると、オーディオトラックのインプットの選択肢にそのトラックが表示され、ミキサーのチャンネルやインサートエフェクトを通した音を録音し直すことができます。



上の黄色いラベルのトラックが元のボーカルトラックです。ここのインサートを外部アウトボードへ送って、戻ってきた音をその下に作成した水色のラベルのトラックへ入力し直しています。
シーケンサーでは下のトラックのインプットモニターのボタンがグレーアウトしますが、再生すればちゃんと音が入ってきているのが分かります。

この時に、再録音をするトラックでは外部アウトボードから音が返ってきているインプットそのもの(今回の場合はインプット 3)を入力ソースに指定することも可能です。ただ、その方法だとミックス作業中の設定が若干ややこしくなるので注意が必要です。

準備はこれだけです。作成したトラックへ録音し直します。



上が元のボーカルトラック、下がアウトボードを通してかけ録りし直したトラックです。元のトラックはミュートして残しておけば、後で聴き比べたりできて便利です。

当たり前ですが、かけ録りしてしまえば今度は同じアウトボードを別のトラックで使うことができます。この要領で、アナログのアウトボード独特のテイストをRecordの中へどんどん取り込んでしまいましょう。