Subtractorは、アナログシンセサイザーで使用されている減算合成法に基づいたアナログタイプのポリフォニックシンセサイザーです。
80年代初期のアナログシンセののフラッグシップモデルに似たレイアウトになっており、温かみのあるパッドから荒々しいベースまで簡単に作ることができます。2つのオシレーターからはおなじみの基本波形である矩形波、ノコギリ波、三角波、サイン波に加えて、サンプルベースの追加波形も選択できます。
レイアウトはシンプルで把握しやすく、コントロールはすべてパネル上見えるように配置されています。しかし、だからといって可能性に限界はありません。2つのフィルター、3つのエンヴェロープジェネレーター、2つのLFOを装備したSubtractorに作れないサウンドはありません。
Subtractorのパラメーターはすべてオートメーション可能で、とても簡単にオートメーション情報の書き込みや編集ができます。
Subtractorシンセサイザーのユニークな機能の1つに、オシレーターのフェイズオフセット機能があります。この機能を使用することにより、波形と、その波形のフェイズオフセットコピーを減算または乗算することにより、複雑な波形を作り出すことができます。以下で、わかりやすく説明します。
各オシレーターは、それぞれのフェイズオフセット設定、波形の減算, 乗算, フェイズオフセットモジュレーション オフを選択するセレクターがあります。オシレーターをオンにすると、同じ波形がもう1つ作成され、その波形を”Phase”ノブで設定した値分オフセットし、2つの波形を減算または乗算します。これによって作成される波形が、右の画像です。
1つめの例では、2つのノコギリ波にいくつかオフセットが設定されています。2つめの例は、1つの波形からもう1つの波形を減算した場合にできるパルス波です。3つめの例は、オフセット波形を乗算してできるパルス波です。
フェイズオフセットモジュレーションを使用することにより、非常に豊富な音色を作り出すことができます。特にLFOやエンベロープを使用してフェイズオフセットをモジュレートすると効果的です。
最初はパッドが「ドライ」状態でプレイされていますが、フェイズオフセットモジュレーションを使ってモジュレーションエフェクトの波形を作り出しています。
フェイズオフセットを使ってベース音を変え、歪みを加えています。ディストーションなどのエフェクトは使っていません。
フェイズオフセットモジュレーションを使用して、また別のエフェクト効果を得ています。このループは最初はモジュレーションがかかっていませんが、フェイズオフセットが加えられていきます。
Reasonのマルチモードフィルターとローパスフィルター2の組み合わせによって、非常に強力なフォルマント系のエフェクトを作り出すことができます。以下のサンプルオーディオは、Subtractorシンセサイザーと2つのMatrixパターンシーケンサーのみを使用して作成されたものです。サンプルサウンドは一切使用していません!
Subtractorは、最大32ボイスまで同時再生が可能です。32ボイス以上必要になったときには、Subtractorをもう1台追加することで、さらに32ボイスを使用することが可能になります!この軽快さもReasonの伝統と言える魅力です。
Reason says Reason